◆別名:
◆所在:
豊田市上野町1-9
◆交通:
◆歴史:
伊勢の住人で藤原北家の流れを汲む伊勢新二郎は、母の所領であった加茂郡高橋荘を相続し、高橋維康と名乗り三河高橋氏の祖となるが、維康が居住した館が不動堂館である。
康平3年(1060年)に維康は駿河へと移住するが、義兄の藤原季兼は尾張目代として、熱田神宮の宮司である尾張氏の娘と結ばれて季範を残し、季範の娘は源義朝へ嫁いで源頼朝を産む事になる。
駿河へと移住した維康の後裔は葛山氏や大森氏などに分かれて行った後、それぞれが鎌倉幕府の御家人となり、東海一円に勢力を保つ事になった。
また、赤羽根城主である高橋政信なども維康の末裔と言われている。
◆現在:
矢作川と善光寺街道が交わる交通の要所に建てられていたと伝わるが、位置は明確でない。
一帯は区画整理が行われて宅地化されており、遺構等は残されていない。