竹村(たけむら)城

年月日撮影


◆別名:

 

◆所在:

豊田市竹元町南嶋

 

◆交通:

 

◆歴史:

鈴木重善の次男である鈴木重延が築いた城と言われている。

 

平安末期、平家によって鞍馬寺へと移された源義経は熊野往還の際に、和歌山の藤白神社で神官を務める鈴木重家の屋敷に滞在したと言われている。

その後、源頼朝が平家打倒を掲げて挙兵をし、義経もこれに呼応。熊野に住む鈴木重家らは義経に従い、一ノ谷や屋島の合戦、壇ノ浦の戦いなどで熊野水軍を率いて手柄を挙げている。

 

重家の叔父にあたる鈴木重善(七郎:後に出家して善阿弥)は、病のため熊野に残るが、義経が頼朝と対立して重家らと共に奥州に逃れると、重善も跡を追うように熊野を出立するが、この地で病が再発し、療養をしている最中に、義経一党は衣川で討死を遂げてしまう。

 

これを知った重善はこの地に根付いて三河鈴木氏の先祖となり、各地で寺社を建立した他、猿投神社の復興にも協力したと言われている。

 

また、藤白神社の鈴木氏は日本国内にある鈴木氏の元祖でもある。

 

◆現在: